NPO日本テンプレート研究会
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過去のテンプレート療法の経過から多い質問を取り上げました。
テンプレート療法の信頼性
テンプレートとスプリント・マウスガード・マウスピース等との違い
テンプレートの使用で歯並びが変化しないか
テンプレートで歯並びを矯正できますか.
テンプレートの使用によって虫歯や歯周病にならないか
入れ歯とテンプレート
子どもとテンプレート

テンプレート療法の信頼性
テンプレート使用によります変化はテンプレートの厚みだけそしゃく筋が伸ばされ、物理的には頭が後ろに移動する事です。こんな簡単な事ですが、そしゃく筋が伸ばされますと、そしゃく筋のセンサーが興奮して中脳(脳幹)を刺激します。この刺激が脳全体を生き生きとさせます。テンプレートの作用点は中枢性(脳)が感度を変えることにあります。したがって、その有効性は多枝に渡ります。特に、運動神経系と自律神経系に顕著に現れ、動物実験でも確かめています。薬のようにこの病気だけに有効と言ったことでなく、身体のアンバランスを脳から解消するものです。理屈はそうであっても臨床成績も重要です。過去20年で約2万症例以上の結果の半分は医師との共同研究によって確かめられています。テンプレート療法は歯科医療の範疇ですが、対象となる病気や症状は医科の問題です。正しくそして歯科医師のみが判定した有効性ではなく医師と共に判定を下した結果を基に公表しています。いずれ論文集も表示したいと考えています。

テンプレートとスプリント・マウスガード・マウスピース等との違い
【基本的な相違】
テンプレートはマウスピースの仲間です。スプリントやその他の装置とも形はよく似ていますが、使用目的が異なります。テンプレートは調整方法も姿勢や頸椎を視点において理論が理解できる歯科医師によって実施されています。
作用点はほぼ同じと考えられますが、厚みの相違や顎の運動性能がことなり、テンプレートの効果の3分の1以下です(調査済み)。
【テンプレート】
歯のかみ合わせと頸椎との関連に注目したグゼイのクオードラント理論から生まれたもので、脳の感度を変化させ全身疾患や愁訴の改善そして新しい歯のかみ合わせを見つける装置です。
【スプリント】
顎を固定する装置で、顎関節症や歯のかみ合わせの修正に利用されてきました。テンプレートとよく似た効果がありますが、テンプレートの約半分の効果しかありません。また、全身的に対応していないため、顎関節症以外にはあまり利用されていません。
【マウスガード】
運動中の事故に備えて歯と口を守る装置で軟性樹脂でできています。運動能力や反射速度を向上する効果はまだはっきりしていません。市販のものは自分の感覚で作りますので、多くの場合噛み癖を修正できませんので、歯科医師に調整してもらった方が安全です。
【ナイトガード、歯ぎしり防止装置】
歯ぎしり防止装置と呼ばれ、主に、歯ぎしりの音を消すのに使用されます。

テンプレートの使用で歯並びが変化しないか
20年にも及ぶテンプレート療法の臨床からその使用方法によって歯並びに影響を及ぼします。その変化は奥歯(臼歯部)と前歯部現れます。1日12時間以内の使用(就寝中と昼間の使用合計時間)ですと下顎の前歯が重なってきます。
テンプレートは下顎を前に出す力が働くからです。この現象は理にかなったもので、テンプレートを使用しなくても健康な人は60歳を越えますと前歯が重なってきます。自然に下顎を前に出す力が発生し、頭を後ろに誘導しています。その結果、姿勢は良く健康を維持していることになります。
12時間を超えて使用しますと奥歯の沈下も始まります。12時間を超えてテンプレートを使用するのは難病や慢性疾患ですのであらかじめ説明を行っています。
12時間以内の使用でも歯のかみ合わせが悪い人は奥歯で噛めなくなります。現在の歯科界では歯のかみ合わせを計測して「貴方はこのように悪い」とあらかじめ表示できません。特に、噛み込み過ぎがある場合、数ヶ月で奥歯が噛み合わなくなります。この変化は歯が沈下したと一般歯科で言われますが、正しい歯のかみ合わせが再現したのです。大変喜ばしいことです。この異常を治療します。

テンプレートで歯並びを矯正できますか
テンプレートは歯のかみ合わせを正しく誘導し、頚椎のバランスをととのえるものです。歯並びの矯正はできませんが結果的に正しい歯のかみ合わせが現れた時点で矯正治療も併用します。

テンプレートの使用によって虫歯や歯周病にならないか
テンプレートは取り外し自由です。当然不潔ですとテンプレートを洗いたくなります。口の汚れの多くがテンプレートに付着するためむしろ口は清潔になります。テンプレートの使用によって歯科的な問題が発生したとの訴えは皆無です。むしろ歯周病の予防のみならず進行の停止に役だっています。
【テンプレート使用中の歯科治療について】
テンプレートはアクリル樹脂でできています。歯の治療や抜歯に至りましても修理可能です。安心して治療を続けていただいています。

入れ歯とテンプレート
【総入れ歯でもテンプレートは使用できますか?】
総入れ歯の上にはめて使用することができます。しかし、効果が現れるまで時間(数ヶ月)かかります。入れ歯が不安定で、歯のかみ合わせの力が理想的に上の歯に伝えられないためだと考えています。

子どもとテンプレート
【小さな子どもでも効果があるのでしょうか。】
子どものほうが効果が高いようです。また歯のかみ合わせを正しく誘導することも、小さい子どもならできます。幼児の場合でも、のみ込んだりする危険はありませんが、必要なら、おしゃぷり型のテンプレートを使用することもできます。永久歯が生えそろっていなくてもテンプレートを使用しても差し支えありません。永久歯が少しでも生えてきましたら、テンプレートの調節や作りかえが必要ですが永久歯を正しいかみ合わせに誘導可能です。